2026.01.15 米AMD、印タタと提携 企業のAI導入を加速
AMDとTCSが企業のAI導入の加速に向けて協業
米AMDとインドのITサービス会社タタ・コンサルタンシーサービシーズ(TCS)が、企業のAI(人工知能)導入を加速させるため、戦略的な提携を結んだ。両社の技術とハウハウを導入することで、試作の段階から生産への移行プロセスで、工場のレガシー環境を更新。セキュアで高度なデジタル環境を取り入れ、最新鋭な工場を実現していく。
今回の提携は、AIを企業で本格活用するための包括的なパートナーシップとなり、4本柱で構成されている。
まずは業界特化のAIや生成AIソリューションを共同開発する。TCSのSI(システム統合)能力やAMDのCPU「EPCY」、「Rizen」、GPU「Instinct」などを組み合わせ、業界特化型AIソリューションを開発する。ライフサイエンスと製造業、金融業向けが、当面の対象分野になる。
AIインフラ刷新の支援も行う。AMDの各種高性能プロセッサーを活用。自社サーバーとクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウドや、従来のエッジ環境の近代化を支援する。AI推論や学習ワークロードを高速化するフレームワーク、ベストプラクティスなどを共同で提供する。
AI対応のデジタルワークプレイス構築では、TCSがAMDのプロセッサー「Rizen」搭載クライアント端末を使い、企業向けのAI 活用の作業を行う。
人材育成も、今回の提携の枠組みに組み込まれた。TCSが半導体などのハードとソフトを合わせた形で十分の知識が得られるように、AMDがTCSの社員のスキルアップを図る。
提携合意についてAMDのリサ・スーCEOは、「TCSとの協業を通じ、AIをどの企業にも浸透させていきたい」と抱負を述べた。TCSのK・クリティバンCEOは、「AMDの高性能コンピューティング能力と当社の深い産業界との経験を活かし、AIの導入段階から大規模展開まで引き上げることは可能」と語っている。










