2019.10.24 【次世代自動車用部品特集】日本ケミコン AEC-Q200準拠の新製品揃える

 日本ケミコンは、車載用部品の充実に取り組んでいる。AEC-Q200に準拠する新製品をそろえ、次世代自動車開発を支えている。

 導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサでは、チップ形「HXEシリーズ」にφ10×16.5ミリメートルの大容量品を追加。電動パワーステアリング、48V/12VDC-DCコンバータ、マイルドハイブリッド駆動インバータなどに推奨している。

 さらに、チップ形「HXJシリーズ」は、従来品から高容量化と高リプル電流化を図った新製品。各種ECUやIGBTゲートドライバーなどに推奨する。

 チップ形導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ「PXNシリーズ」は、耐湿性に優れた大容量品。ECUに搭載されるMLCCの員数削減にも提案する製品。

 チップ形アルミ電解コンデンサ「MHUシリーズ」は、独自の複合封止構造により従来品から2.5倍の長寿命化を果たし、125度5000時間保証を実現した新製品。また、既存の「MHSシリーズ」にはφ8とφ10の小型大容量品を追加。125度長寿命品において業界最高の静電容量を実現している。カメラECUなど、ADAS系ECUに推奨する。

 電気二重層キャパシタ「DLCAP」は、ねじ端子形大容量品に加え、リード形「DKAシリーズ」の量産を昨年からスタート。低内部抵抗の高出力タイプで、電動ドアロック解除や緊急通報サービスのバックアップ電源などに提案している。

 一方、車載用途でのCMOSカメラモジュールが好調。さらに昨年から、温湿度センサーや、ほこりセンサーなどの販売を開始している。

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