2021.03.30 新電力を立ち上げて「一気通貫サービス」 川崎重工、ごみ処理プラント発電

20年10月に完成した、静岡県富士市の「新環境クリーンセンター」

 総合重機大手の川崎重工業(神戸市中央区)は、廃棄物処理プラントで発電された電力を中心に取り扱う新電力を4月に設立する。市町村などが地域で収集する食物の残りかすといったごみを焼却するプラントでバイオマス発電されるカーボンフリー電力を小売りする。将来の事業の柱に育てたい水素製品に関連して、水素発電などからの電力を扱うことも視野に置く。

 設立するのは新電力「カワサキグリーンエナジー」(同)で、川崎重工(50.1%)とグループの商社...  (つづく)