2019.11.27 【IIFES2019特集】東芝インフラシステムズ コントローラと産業用コンピュータ融合の「Vmシリーズ」を参考出品
小型組込み産業用コンピュータ「CP30」
東芝インフラシステムズは「変わる 応える ものづくり~止まらない工場を目指して~」をテーマに、今後の工場現場で重要となる取り組みを多数展示する。
AI(人工知能)やIoT、次世代高速通信規格5G時代を迎え、工場の自動化や効率化、安全操業などが求められる中、東芝グループのAI・IoT技術を活用したソリューションやサービス、進化した制御技術、セキュリティ製品などが紹介される。
製造業におけるIoTを実現する上で重要となるエッジコンピューティング。同社はエッジコンピューティングを支える産業用コントローラを各種展開している。
今回の展示会ではユニファイドコントローラ「nv-packシリーズ」の新製品と、「Vmシリーズ」を参考出品する。
Vmシリーズはコントローラと産業用コンピュータを融合。マルチコアCPUを採用したハード上にソフトウエアPLCを実装し、他コアでコンピュータ機能を実装するなど複数の処理が実行でき、高い柔軟性を確保した。これにより、エッジリッチコンピューティングを実現する。年末のリリースを予定しており、同時に受注を開始する。
産業用コンピュータの新製品も参考出品する。小型組込み産業用コンピュータ「CP30」は、各種製造装置への組込みに最適なファンレス型コンピュータだ。CPUにAtomプロセッサを採用しているほか、イーサネットやPCIeスロットも備える。
今回はブース展示だけでなく、2日目に会議棟でのセミナーを開催する。セッションは2本立てとなっており、1本目は「東芝が考える、日本のDX」と題し、東芝の島田太郎執行役常務が登壇。2本目は「東芝のCPSを支えるエッジリッチなコンポーネント」と題し、東芝インフラシステムズの岡庭文彦技師長が講演を行う。
そのほか、工場の自動化を支えるソリューションとして、産業用リチウムイオン電池SCⅰBの「SIPシリーズ」も展示。AGV(自動搬送車)などの駆動用に同シリーズを提案しており、急速充電や長寿命が評価されて着実に採用が進んでいる。
【IIFES2019 特集】目次
●「SCF/計測展TOKYO」融合、日本の最新ものづくり発信
●スマートファクトリーへの関心高まる
●アズビル ものづくり自律化システムなど4つのゾーンで展示
●東芝インフラシステムズ コントローラと産業用コンピュータ融合の「Vmシリーズ」を参考出品
●横河電機グループ DXでつないでつくるテーマに顧客の課題解決を提案
●エヌエフ回路設計ブロック 業界最速インピーダンスアナライザ出展
●HIOKI 非接触で検出可能なCANセンサー展示
●NKKスイッチズ 耐振動・耐衝撃性優れる小型非常停止用押ボタンスイッチ
●七星科学研究所 充実のUSB2.0防水コネクタ
●サトーパーツ スクリューレス端子台など訴求
●東亜ディーケーケー 幅広いニーズ対応の水質計測器
●図研エルミック 工場のスマート化ソリューションなど提案