2025.07.10 【LED照明総合特集】ホタルクス LEDシーリングファン 明るさと質そのまま小型軽量で風量アップ
ECサイト「Amazon」で先行発売。8月下旬には、家電量販店や住建向けに販売を始める
ホタルクスは、小型軽量ながら大型タイプに劣らない風量があるLEDシーリングファンの販売を始めた。
近年、猛暑が長く続くことでの電気代の増加や、冬の暖房に欠かせない灯油価格の値上がり、インテリアの多様化といったさまざま要因から、LEDシーリングファンのニーズが高まっている。シーリングファンには、サーキュレーション(循環)効果があり、冷暖房の空気を部屋全体に循環させることで、冷暖房効率が良くなるという効果がある。高騰が続く電気代や灯油代にかかる出費を抑える効果が期待される。
新製品の開発検討時にホタルクスが実施した購入者調査では「重くて取り付けに時間を要した」「大きすぎで圧迫感がある」「明るさが足りない」というLEDシーリングファンに対する困りごとが聞かれたという。その課題を解決するため、明るさと明かりの質にこだわりつつも、小型軽量で大型タイプに劣らない風量を実現した製品の開発に至った。
調色・調光・常夜灯など、LEDシーリングと同様の基本機能を持ちながら、独自機能の「ホタルック機能(安らぎモード付き)」を搭載。デザイン性を損なわないよう、バランスや灯具位置を考慮しながら、6畳までの部屋に必要な明るさ(3250ルーメン)を確保した。
取り付けやすさにも着目。従来製品での外側ファン式は、5キログラムを超える製品が多く、器具も大きいため取り付けが大変なことが課題だった。そこで、羽根の大きさや素材、本体鋼板に改良を加えることで、LEDシーリングの質量に近い約3キログラムとした。
シーリングファンの羽根は、直径730ミリメートルと小ぶりな形状ながら、しっかりと風をつかまえることのできる独自形状で、部屋全体に空気を循環させることができる。羽根の回転方向は、正転/逆転を選択可能だ。さらにランダムで風量を変更する「ゆらぎの風」を搭載。自然でやわらかな風を感じることができる機能だ。
明るさの調光は5段階、光色の調整は5段階、常夜灯の調光3段階を選ぶことができる。独自機能のホタルック機能は、照明を消した後に淡いブルーグリーンの光で2~3分の間、部屋をほのかに照らす。電気を消した後に部屋を出るまでの足元確認や災害など急な停電時でも明かりを確保する。
また、安らぎモードでは30分間ブルーグリーンの光がほのかに点灯する。山形大学との実証実験で、安らぎ効果を得られることが立証され、就寝前の使用が安眠などに効果的だという。