2025.10.10 「台湾イノテック博覧会2025」16日開幕 世界各国から革新技術集結
台湾イノテック博覧会2025が10月16日開幕する (昨年の様子)
台湾イノテック博覧会2025(TIE)が16~18日、台湾・台北市の「台北国際貿易センター」で開催される。11の政府機関が共同で開催し、日本やアメリカなど19カ国から約450の企業・団体が参加する。今年のTIEは、「AI(人工知能)による異分野融合イノベーション」をテーマに1100近くの革新的な技術の展示が一堂に集まる。
展示に加え、さまざまなイベントも用意している。 「発明コンテスト部門」では、台湾国内外から半導体やICT(情報通信技術)など多岐にわたる応募作品が集まり、最高賞のプラチナ賞をかけて競い合う。応募作品には、日常生活やハイテク分野でのAIの幅広い活用が多く含まれている。
台湾経済部知的財産局(TIPO)が主催する「TAIWAN PATENT GO」では、国家発明創造賞を受賞した40件の特許を展示。高速通信規格5Gやスマート医療など展示内容は幅広く、展示するほとんどの企業が海外展開と市場での成功を収めている。
「AIエコシステム」をテーマとする「イノベーション経済館」は、半導体や環境に配慮した持続可能な社会など、さまざまな分野のAIの影響力について展示する。
「未来技術展示館」は、バイオメディカルやロボティクスなど幅広い分野の研究開発成果200件を展示。来場者の参加を促す四つの双方向型ゾーンも設置する。
「持続可能性パビリオン」は、「持続可能な未来のためのレジリエントなイノベーション」をテーマにスマートイノベーション、循環型持続可能性といった分野の100の最新技術を披露。食料安全保障や資源リサイクルなどの課題解決のためのソリューションを提案する。
展示エリアに加え、主催者側はAI、次世代通信、精密医療、持続可能性というテーマを網羅した五つのガイドツアーコースを企画。来場者が主要な見どころを効率的に把握できるよう工夫している。