2025.11.04 TOA、25年4~9月期増収増益 売上高は過去最高 新中計も公表
TOAの2026年3月期第2四半期(25年4~9月)連結決算は、売上高が前年同期比5.6%増の240億5100万円となり、四半期ベースで過去最高となった。営業利益が同78.2%増の12億5500万円、経常利益が同98.3%増の15億2000万円、純利益が同498.6%増の8億3200万円となり、大きく伸長した。
売上高は、日本でオフィスビルや商業施設、官公庁向けが伸長。米国や欧州・中東・アフリカなどのエリアでも伸びた。利益は「価格転嫁などが進み確保できた」(谷口方啓社長)という。営業利益も日本に加えて、米国や中国・東アジアなどで伸長した。
26年3月期通期の連結業績予想は、前回発表した数値を据え置いた。
また同社は、創業100周年を迎える2034年度に向けた新たな長期経営戦略「NEXT100 TOA」と29年3月期を最終年度とする新たな中期経営基本計画の概要も公表した。34年度に連結売上高1000億円以上を目指す。新中計では、成長に向けた投資として3年間で112億円以上の投資を行う。商品競争力の強化や新規事業開発、人的資本などに投じる。「現在の中期経営計画の2倍以上の投資規模」(谷口社長)としている。






