2025.11.05 指月電機の第2四半期決算 売上高は過去最高を更新 通期も上方修正
指月電機製作所の2026年3月期第2四半期(25年4~9月)連結決算は、売上高が前年同期比3.2%増の132億4900万円となり四半期ベースで過去最高を更新した。電力機器システムが好調に推移したのが主な要因。営業利益は同98.9%増の11億1800万円、経常利益が同174.9%増の12億2200万円、純利益が同268.8%増の8億5100万円となった。利益増は売上高の増加に伴うものと生産性の改善が寄与した。
コンデンサ・モジュールは、産業機器用コンデンサーが北米顧客の在庫調整などで売り上げが減少したものの、利益は生産性の改善効果があり増益。電力機器システムは、国内向けの力率改善用機器などの需要が増加し、増収増益となった。足達信章社長は「データセンター向けの電力需要が拡大しており、関連機器の需要が増えている。北米の関税の影響も想定より少ない」と説明した。
通期連結業績予想は利益を上方修正。営業利益を18億円から23億5000万円に、経常利益を17億円から24億5000万円に、純利益を11億円から16億5000万円に変更した。計画を上回る生産性の改善効果を見込んだ。



