2025.11.07 IDEC25年4~9月連結、増収増益 構造改革効果で利益回復
IDECの26年3月期第2四半期(4~9月)連結決算は、売上高が前年同期比3・1%増の341億1100万円、営業利益が同68・4%増の26億1100万円、経常利益が同98・8%増の29億900万円、純利益が同37%増の17億5500万円となった。売上高は流通在庫が正常化し、日本や中国での販売が好調に推移。利益は増収効果と構造改革によって販売管理費の減少で大幅に改善した。
HMI(Human-Machine Interface)事業はファクトリーオートメーション向け産業用スイッチなどの流通在庫がほぼ正常化し売上が回復。一方、欧州の景気低迷などにより、売上は減少。インダストリアルコンポーネンツ事業は、アジア・パシフィックや北米市場で、制御用リレーなどの売上が増加し増収となった。
オートメーション&センシング事業はプログラマブルコントローラがOEM先の在庫調整で減収。安全・防爆事業は中国で安全関連機器の売上が堅調に推移。システムは半導体製造設備・物流関連設備などの制御盤の売上が増加した。
通期連結業績予想は据え置いた。増収増益を目指す。



