2025.11.14 ダイヤモンドHD25年4~9月、増収・黒字転換 自動車機器事業が回復 通期は利益を上方修正
ダイヤモンドエレクトリックホールディングス(HD)は2026年3月期通期連結業績予想を一部修正する。為替相場の変動の影響を受けて経常利益8億円を11億5000万円に、純利益2億5000万円を3億8000万円に上方修正。売上高はエネルギーソリューション事業の減収を受けて943億円を917億円に下方修正した。営業利益は20億円を据え置いた。
26年3月期第2四半期(25年4~9月)連結業績は売上高が前年同期比5.7%増の466億2800万円。営業利益13億8800万円(前年同期は600万円の黒字)、経常利益11億4600万円(同7億400万円の赤字)、純利益4億2500万円(同10億3500万円の赤字)と増収、黒字転換を果たした。
売上高は自動車機器事業が米国、中国での電動車の需要減速による内燃機関搭載車の増産の影響を受け増収。利益は部材調達の改善や省人化が進み、全社的な生産性の改善が進んだことにより拡大した。
小野有理社長は「第2四半期は一定のところまで来た。昨年度は再生の最終局面で、今期から成長期に入る。エネルギーソリューション事業では新製品の発表が年内予定で、成長期の中心に育てたい」と話した。




