2026.01.19 中国CATL、電池用材料の確保に懸命 材料メーカーへの資本参加も
CATLはLFP電池向け材料の確保を強化している
電池用材料として注目されているリン酸鉄リチウム(LFP)を巡り、中国最大の電池メーカー寧徳時代新能源科技(CATL)の動きが活発化している。中国の電池用正極材メーカー、容百科技(Ronbay Technology)とは、大型供給契約を結んだ。LFP材料メーカーの富臨精工(Fulin Precision )とは、5%の出資で合意した。
LFP材料は、熱安定性に強く発火の危険性が少ない上、コバルトやニッケルを不要にできる。代わりに鉄とリンを使用するため、コスト面でも有利という。こうした特長に注目が集まる中でCATLは、中国の電池用材料メーカーの容百科技(ロンベイ)と大量発注契約を締結した。
内容は、2026年第1四半期から31年までの間にLFP正極材を合計で305万t、ロンベイから供給を受けることで合意した。金額にして総額1200億元(約2兆7000億円)。中国メディアは、両社や電池用材料業界にとって、量、金額ともに過去最高の契約と伝えている。
中国メディアはさらに、三元系(NMCやNCA)正極材の専門メーカーで25年にLFP材料に参入したばかりのロンベイについて、「今回の契約に対応できるか、生産能力が問題」と指摘した。このためロンベイは、上海証券取引所の上場企業として契約通り供給できるかどうかを示すことが求められる、としている。
CATLはさらに、LFP材料の安定的確保に向け、深圳証券取引所の上場企業富臨精工へ5%、金額にして31億8000元を出資する計画が明らかになった。富臨精工はCATLからの出資を受け生産能力を強化。エネルギー蓄積装置(ESS)や電池駆動車(BEV)向けのLFP材料の年産能力を50万tに引き上げる計画だ。










