2026.01.26 航空電子、車載イーサネット対応コネクターにギガビットイーサネット対応品を追加ラインアップ

MX74Aシリーズ

 日本航空電子工業は、車載イーサネット対応コネクター「MX74シリーズ」の製品ラインアップを拡充し、販売中の100BASEーT1規格対応品に加え、1000BASEーT1規格対応品(1Gbpsの通信速度に対応)を開発、販売開始した。

 近年、自動車市場では、SDV(ソフトウエア・デイファインド・ビークル)という新たな価値観に基づいたE/Eアーキテクチャー(電気/電子システム構造)開発が進んでいる。SDVは、スマートフォンのようにソフトウエアによって機能を継続的にアップデートでき、コネクテッドサービスを活用した多様なサービスの提供が期待されるため、通信モジュールと接続する車載ネットワークの強化が不可欠になっている。

 さらに、ADAS(先進安全支援システム)では、LiDAR(ライダー)をはじめとするセンサー性能の向上に伴い、センサーとECU間の通信速度の要求値も上がっている。

 同社はこうした動きに対応し、車載イーサネット対応コネクター「MX74シリーズ」のラインアップに、通信速度1Gbpsの高速通信に対応できる1000BASEーT1対応品「MX74Aシリーズ」を追加し、販売開始した。

 新製品は、プラグが幅10.3mm、高さ11.35mm、レセプタクルが幅9.5mm、高さ12.5mmの小型・低背設計を実現しており、機器や部品の高密度実装が進む自動車の省スペース化に貢献する。シールド性能はオープンアライアンスが策定した「Channel and Component Requirements for 1000BASEーT1 Link Segment Type A(STP)Ver2.0」によって規定されるクラス1に準拠している。STPケーブルに対応。ソケット側はコネクター単品で供給する。

 適用市場は、車載イーサネット接続部位など。

 MX74Aシリーズの一般仕様は、極数は2極。定格電流3A。定格電圧30V。耐電圧AC1000Vrms(1分間印加、嵌合状態)。挿抜力66.7N以下。適用基板は1.2~1.6mm。適用電線はSTP(AWG#26、ケーブル径4.1mm)。使用温度範囲-40~+105℃(通電による温度上昇含む)。