2020.10.20 【CEATEC特集】CEATECの展示概要出展者総数356社/団体
CEATEC開幕前の会見で説明するCEATEC実施協議会鹿野清エグゼクティブプロデューサー(右)と吉田俊ディレクター
「CEATEC 2020 ONLINE」の開幕前日の19日午後、今年のCEATECの展示概要に関するオンライン記者会見が行われた。
会見では、CEATEC実施協議会の鹿野清エグゼクティブプロデューサーが、今年の展示会規模などを発表した。今年の出展者総数は356社/団体。前回の「CEATEC2019」では、共同出展企業(一つのブースに複数の企業が出展)が多かったが、今回は共同出展という形の出展形式がないため、純粋に出展申込者数で比較すると、今年のCETAECの出展者は前回比1社増となる(共同出展者を含めたCEATEC2019の出展者数は787社/団体)。
今年の出展者356社/団体のうち、新規出展者が164社/団体となり、全体の46%を占める。スタートアップ/大学研究機関の出展は135社/団体、海外出展者数は71社/団体。特にJETROの協力で計45社の海外スタートアップが出展しており、史上初となるトルコやメキシコからの出展者も含まれる。
鹿野プロデューサーは会見で、「今年のCEATECは、昨年までとはまったく異なる展示会と言っても過言ではない。ニューノーマルとは何かを考え、出展者と参加者がともに協創する展示会になる。史上初の試みというのはどんなことでも困難を伴うが、我々は今回の展示会の根幹をなすプラットフォームをCEATECのオリジナル版として準備した。協力していただいた出展者や、協力者の皆さまに心より感謝したい」と述べた。
会見の中で、今年のCEATEC AWARDも発表された。総務大臣賞は富士通/理化学研究所の「スーパーコンピュータ『富岳』」、経済産業大臣賞は東芝の「マイクロRNA検出技術」が、それぞれ受賞した。今回から設置された「ニューノーマルソリューションズ部門賞」(計5社)なども発表された。
鹿野プロデューサーは、「オンラインならではの特徴を生かし、時間や場所を超えて、多くの人々に『CEATEC体験』をしていただきたい。CEATECが過去最高来場者数を記録したのは、07年の20万5859人だが、今年のCEATEC 2020 ONLINEでは、これを超える来場者を目指したい」と語った。