2021.04.19 メカトロ技術の高度化に研究助成NSKメカトロニクス技術高度化財団
NSKメカトロニクス技術高度化財団(理事長=朝香聖一日本精工名誉顧問)は、2020年度の研究助成先を決定した。
新型コロナ対策で出席者を限定してリモートによる助成金交付式を開催した。
同財団はメカトロ技術の発展を目的に日本精工が母体になり、グループ企業と共に1988年に設立され、10年11月から公益財団法人に移行、改称した。
大学、高等専門学校を対象にメカトロニクス技術の高度化に関する研究を対象に助成する。20年度の研究助成に宮本潤示・大同大学工学部機械工学科講師の「トライボロジー特性の向上を目的とした新しい大気圧プラズマ酸窒化処理法の開発」など15件を決定した。
12年度から開始した高専を対象とした教育助成では、福島工業高等専門学校機械システム工学科など4校(グループ教員、学科)と、教員個人3人を決定した。今回の助成額は研究開発助成、教育助成にそれぞれ2989万円、1129万円、集会助成4件の200万円を加えて総額4318万円の助成になる。助成研究課題はトライボロジー分野や、発展が目覚ましいアクチュエーターを含むロボット関連分野が目についた。