2022.12.20 xEV向けに高性能の平角線 省スペース化に貢献 昭和電線Gが市場参入へ

開発された平角線

配置のイメージ配置のイメージ

 昭和電線ケーブルシステムは、電動車(xEV)向けの電装部品として、車載バスバー(バッテリーなどの間で電気を通す際につなぐ部品)用に、被覆付き平角線を開発したと発表した。加工性や導電性などに優れる高機能無酸素銅を使ったもの。xEV普及で、バスバーが注目を集める中、同製品は加工性の高さで車内の省スペース化へ貢献できる点などが特長。製品の改良を進め、本格的な市場参入を目指す。

 世界的な脱炭素の潮流を受け、xEVの国内市場規模は2030年に、現在の3倍になるとの予想もある。xEVでは大容量バッテリーなどの搭載で車載スペースが限られる中、電装部品として近年需要が高まっているのがバスバー。従来の電気配線の主流である高圧ハーネスに比べ省スペースで設置でき、代替できるものとして注目されている。

(21日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)