2023.01.23 グランツーリスモから実車両への展開あるか ゲーミングの展開、CESで披露

ゲーム関連も訴求したソニーグループ

 ハプティクス(触覚)、メタバース、eスポーツ…。没入感の高まるゲーミング市場も、「CES2023」の大きな柱。また、ゲーム関連にとどまらない様々な拡張を予感させる展示やプレゼンも相次いだ。パソコン(PC)の復権や、クリエーター支援も、見どころの一つとなった。

 「成人人口のほぼ3分の2がゲーマー」。開幕直前のトレンド解説で、全米民生技術協会(CTA)は、ゲーミングをトレンドの一つとして時間を割いて論評。注目ぶりを示した。

 コロナで世界的にゲーム人口が増える中、米国では昨年の試算で、13~60歳台のゲーマーは1億6400万人に達する。うち、気軽に楽しむ「カジュアル」が41%、よりコアな「コア」「ハードコア」が59%という。また、ツール別では、「モバイル」45%、ゲーム機器類の「コンソール」37%、「パソコン18%」となっている。

ゲーマーも製作も

  そんなトレンドに対応する製品が多彩に展開された。

 ソニーグループは、これまでにない体験とゲームの世界への没入感を実現するプレステのVR2を展示。米Razer(レイザー)はインテルやエヌビディア、AMDなどとのコラボを展示。eスポーツなど向けのデバイス類を展開した。台湾の大手BenQは、画質などを高めたモニターだけではなく、長時間の使用による疲労を軽減するためにスポーツ科学を使用して開発されたマウスなども披露した。

 一方で、クリエーター市場も要注目だ。エヌビディアによれば、プロや趣味のPCは1億人以上いる。同社のハードウェアでの3D制作は直近で、前年比42%増加と「驚異的な伸び」(同社)を示す。

 同社は今回、ゲーム用GPUの最新版も発表。高精細で低消費電力、低コストなどをうたう。

 ゲーム市場だけではなく、さまざまなゲーミフィケーションといった波及効果への期待も大きい。

 そうした中で、ソニーグループは開幕直前のプレスカンファレンスで、人気ゲーム「グランツーリスモ」の実写映画版の取り組みをアピールした。

 同社は昨年、世界最高峰のドライバーもしのぐAI「グランツーリスモ・ソフィー」の開発を発表。科学誌Natureにも論文が掲載されるなど、注力している。「これまでのゲームAIとは一線を画す」とするだけに、今後、車載への展開なども考えられそうだ。

(24日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です