2023.01.24 CES、日本のスタートアップも多数出展 個性ある製品を披露

ICOMAは折りたたみ電動バイク「タタメルバイク」を披露

ピクシーダストテクノロジーズは世界初のスカルプケアデバイスを出展ピクシーダストテクノロジーズは世界初のスカルプケアデバイスを出展

 内外のとがったアイテムやガジェットも多数登場するスタートアップ。CESには日本のスタートアップも多数も出展した。

 モビリティーは独自の個性を磨く乗り物が登場。ICOMA(東京都中野区)は折りたたみ電動バイク「タタメルバイク」を披露。普段使いだけでなく、震災などの災害時非常用電源としての活用も可能。「走るポータブル電源」としての活用も訴えた。

 ヘルスケアに関する独自の製品も多数登場。ピクシーダストテクノロジーズ(東京都千代田区)は超音波研究から生まれた技術「非接触振動圧刺激」を搭載した世界初のスカルプケアデバイスを紹介。空中を伝わる超音波を用いた非接触の振動圧刺激の体感を推進した。

 家電ではテレビに接続できる「ミライスピーカー」を手掛けるサウンドファン(東京都台東区)が出展。特許技術の曲面サウンドを搭載したスピーカーを活用することで声の聞き取りやすさを追求。聴こえにくい人には聞こえやすく周りの人には普通に聞こえるメリットを訴えた。

 移動にまつわるソリューション企業も登場。現地人材と依頼者を繋ぐ、遠隔分身サービス「GENCHI」を展開するtoraru(神戸市中央区)は、現地人材がスマートフォンを使って体験を共有する疑似移動できるサービスを紹介。人材だけでなくロボットバージョンも披露した。

 ガイドヘルプテック 「ルービック」を手掛けるLOOVIC(東京都中央区)はネックスピーカー型の五感IoT製品を紹介。視空間認知障害のギャップを埋めるために「声」のランドマークで空間認知の課題を解決するソリューションを用意した。

 そのほか、XRなどを活用したシステムを扱う企業も。触覚フィードバックグローブを手掛けるDiver-X(東京都中央区)はリアルハプティック技術を採用した触覚フィードバックグローブを披露した。
(CES取材班)
(25日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)