2020.05.20 【次世代自動車用部品特集】大真空

カーエレ向け水晶製品揃える AEC-Q100など準拠で高い安全性を訴求

 大真空は、人工水晶の育成から各種水晶デバイスの製造まで、水晶応用機器の総合メーカーとしてカーエレクトロニクス向けに、AEC-Q100/AEC-Q200に準拠した、より高い安全性や高性能化に対応している実績豊富な各種製品をラインアップしている。

 車載ECU、ADAS、車載カメラ、ミリ波レーダーやV2X(車車間・路車間通信)による環境認識などの安全走行を支援する分野には、 7.9メガヘルツの低周波帯から対応したカーエレクトロニクス専用設計の3225サイズ水晶振動子DSX320GE、2016サイズで16メガヘルツから対応のDSX210GEを用意している。

 端子形状などパッケージを工夫し基板とのはんだ付け部耐冷熱サイクル性(はんだクラック対策)を大幅に向上させた。

 また、マイナス40度からプラス125度の広い温度範囲でプラスマイナス50×10-6の高い周波数安定度を実現した2016サイズ水晶発振器DSO211SXを用意。基板にはんだ実装された際、AOI対応可能なキャスタレーションを備えている。

 キーレスエントリやTPMSには、耐震性/耐衝撃性能に優れ高い信頼性を実現した2016サイズでシーム封止タイプの水晶振動子DSX211SHなどを用意。

 カーナビゲーションシステムなどのGPS用途には、マイナス40度からプラス105度の広温度範囲で周波数許容偏差プラスマイナス0.5×10-6に対応した高精度TCXO、DSB211/221SPを取りそろえている。