2020.05.20 【次世代自動車用部品特集】日本ケミコン

「HXEシリーズ」にφ10×16.5ミリメートル品を追加

 日本ケミコンは、CASEなど自動車の先端技術を支える製品開発を強化している。

 電動パワーステアリング、48V/12VDC-DCコンバータ、マイルドハイブリッド駆動インバータには、チップ形導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ「HXEシリーズ」を提案。

 新たに大容量品として製品サイズφ10×16.5ミリメートル品を追加。25-63V定格で150-560μFをカバー。135度4000時間保証。また、従来品からの高容量化と高リプル化を実現した「HXJシリーズ」は、各種ECU、IGBTゲートドライバー、補機インバータなどに推奨する製品。

 チップ形導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ「PXNシリーズ」は、車載対応品として高信頼設計を行った新製品。耐湿性に優れた大容量品。定格電圧2.5-16V定格で56-1200μFをカバー。105度5000時間保証。

 一方、積層セラミックコンデンサでは、金属キャップ形として業界最高の耐熱性となる150度を実現した「KVJシリーズ」を開発。金属キャップ形は基板のたわみに強く、また素子のスタックにより大容量化できることが特徴。今回150度対応品を加えた。

 電気二重層キャパシタ「DLCAP」には、大容量ねじ端子形品と高出力リード形品の2タイプをそろえる。ねじ端子形「DXGシリーズ」はマイナス40-プラス85度の使用温度に対応。エネルギー回生による燃費改善やアイドリングストップ、低温クランキング用途などに推奨。