2020.06.26 【オフィスソリューション特集】リコー新世代複合機を軸にデジタル化に焦点
RICOH IM C3000 Cloud Connect Package
リコーは、「OAメーカーからデジタルサービスの会社へ」を掲げ、働く人の想像力を支え、ワークプレイスを変えるサービスを提供する企業を目指す。
新型コロナウイルスの影響で環境が大きく変わってきた。ドキュメント市場は、紙から電子への流れが加速している。
同社では「アフターコロナを見据え、市場をウオッチしつつ、MFPを軸にソリューションを提供、お客さまに価値を提供していく」(福留剛オフィスプロダクツ事業本部OC事業センターOC事業戦略室OC商品マーケティンググループリーダー)姿勢だ。
同社は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX、デジタル変革)や働き方改革にフォーカスし、製品戦略、ソリューションを強化。
「人々の〝はたらく〟をよりスマートに」を目指し、様々なワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションで顧客とともに実現する「EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES(EDW)」をビジョンとして大きく打ち出している。
新世代複合機「RICOH IM C」シリーズを軸に、クラウドサービスとの連携やペーパーレスなど業務プロセスのデジタル化にフォーカスしたソリューションを強化している。
「新型コロナの影響で、在宅勤務、テレワークなど働き方も大きく変わってきた。働く場所は、オフィスだけではない。家庭でもオフィスと同じセキュリティ環境は求められている。ネットワーク環境の整備をはじめ、デジタルサービスを通して、付加価値を提供していく」と福留グループリーダーは話す。
新世代複合機RICOH IM C製品群とシスコシステムズのクラウド管理型ネットワークセキュリティ ソリューション「Cisco Meraki」をワンパッケージで提供する「Cloud Connect Package」が好評。
セキュアなネットワーク環境の構築と、様々なクラウドアプリによる生産性向上を実現するICTインフラ一体型ソリューションとして提供している。高度にセキュアなネットワーク環境を構築でき、引き合いも多い。
在宅勤務に取り組む中小企業のテレワークなど在宅勤務を支援するサービスでは、自宅から会社のデータに安全にアクセス、印刷も行えるVPN環境を簡単・手軽に構築できる月額定額制パッケージ商品「RICOH SP 3700 在宅プリントパッケージ」を提供している。
クラウド管理型無線LANルーターとモノクロレーザープリンタをパッケージ化することで、在宅でも紙の印刷が必須の業務を会社と同じセキュアなネットワーク環境で実現できる。
早期に在宅勤務の環境を構築したい中小企業を支援するための「在宅勤務パック」では、在宅勤務に必要な機器やサービスを組み合わせて提案している。データ共有、遠隔会議など在宅勤務の環境構築を支援する。
6月からは建設業や不動産業、製造業、福祉介護業など10業種を対象に、業務フローをデジタル化し、エッジデバイス、自動化サービスと組み合わせて、ニューノーマルに対応したソリューションの提供を開始している。