2025.07.24 【ケーブルコンベンション/ケーブル技術ショー特集】 ケーブルテレビの技術・製品が一堂 きょうから2日間 東京国際フォーラムで

昨年の会場の様子

テーマはケーブルコンベンション「PASSION!」

ケーブル技術ショー「POTENTIAL!」

 ケーブルテレビ業界の総合イベント「ケーブルコンベンション2025」と「ケーブル技術ショー2025」が、きょう24日から2日間にわたり、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催する。日本ケーブルテレビ連盟、日本CATV技術協会、衛星放送協会の3団体が共催する。

 ■ケーブルコンベンション

 「ケーブルコンベンション2025」は、〝PASSION!~ケーブルテレビがひらく、地域と暮らしの未来のカタチ~〟をテーマに、ケーブルテレビ業界が持続的成長をしていくための情報交換・情報収集の場として記念式典や各種セミナーを開催する。

 地域でのプロモーション活動を顕彰し、各地の優れた事例の数々を共有する「第18回ベストプロモーション大賞」と、地域から発信される映像文化の発展とコンテンツ制作力向上を目的に開催する「第51回日本ケーブルテレビ大賞 番組アワード」の贈賞式も同時開催する。

 新企画として、番組アワードの関連イベント「今、何を創り、どのように発信すべきか?」をテーマとするシンポジウムを開催する。制作者をはじめ、ケーブルテレビ従事者、経営者が多数参加する場で、ケーブル業界のコンテンツが向かうべき方向性を問う。

 ■ケーブル技術ショー

 「ケーブル技術ショー2025」は、ケーブルテレビ業界の技術革新とビジネス拡大に必須の「モノからコト、そしてヒト」との出会いを提供する。ケーブルテレビが持つ無限の可能性を追求し、新たなイノベーションと発展の場として最新の技術やソリューション、サービスを紹介する。

 ケーブルテレビがもたらす地域課題解決の力によって、地域DX(デジタルトランスフォーメンション)・地域共創を推進しようという意味が込められている。

 今年は、〝POTENTIAL!~ケーブルテレビがもたらす地域課題解決への力~〟をテーマに、技術展示会や各種セミナーを開催する。最新機器やソリューションの展示・実演を通じて、地域の課題解決、持続可能な地方の成長につなげるため、関連する事業者や地域のステークホルダーが一堂に会し、官民連携、企業間連携の創出を提供していく。97社(うち、共同出展19社)、88ブースで構成される。

 全国各地の自治体で進められているDXによる地域防災、地域創生活動の事例、それを支えるケーブルテレビサービスのバックボーンのIoT技術を活用した各種防災センサー、LPWA、ローカル5G、AI(人工知能)予測による防災・減災、危機管理対策(BCP)ソリューション、観光MaaS、地域交流MaaSによる地域の活性化ソリューションを紹介する。

 会場では、「トータルソリューションZONE」「テクノロジーZONE」「地域DX ZONE」の主要ゾーンに加え、「トライアルZONE」を設ける。分野や業種の垣根を越えた新たなケーブルテレビサービスへのビジネス展開を図る。

 主催者テーマ展示コーナーでは、「ケーブルテレビで実現する豊かな未来」をテーマに、映像配信、運用保守、オールIP放送サービスなど次世代ケーブル技術の紹介や動向に加え、ケーブルテレビ事業者との自治体が連携した地域DXなどの先進事例が紹介される。

 特別講演、技術セミナー、オープンステージでは、各出展者の最新ソリューション、サービスに加え、主催者による地方創生、地域防災、SDGs-持続可能な開発目標の達成に向けた関連技術、ケーブル事業者やステークホルダーによる取り組みを紹介する。

 オンライン展示会は6月24日から9月10日まで開催。生成AIとAIチャットボットを活用した高精度なビジネスマッチング機能を導入する。

 AIチャットボットが来場者との対話から、来場者の持つ多様な課題を解決する最適なソリューション、サービスを持つ出展者をレコメンドし、課題の解決をサポートする。従来のキーワード検索では得られなかった新たな出会いや価値を引き出す。