2025.10.06 【エアコン特集】パナソニック 新開発エコロータリーコンプレッサー搭載 ハイエンドモデル「エオリア」Xシリーズ

ルームエアコン「エオリア」25年モデル(室内機)

 パナソニックは、節電意識が高まる一方で「つけっぱなし運転」も増える中、ハイエンドモデル「エオリア」Xシリーズでは新開発の「エコロータリー コンプレッサー」を搭載、省エネ性を高めている。

 エコロータリー コンプレッサーは、アセンブルベーン機構と新規オイルの採用により低能力運転時に高効率な運転ができる(9.0kWクラス除く200V機種に搭載)。

 これにより冷房運転時の最小出力0.3kWを実現し、設定温度到達後の室温安定時に運転オン・オフの頻度を抑え、快適な室温・湿度のキープと消費電力量削減を両立する。

 冷房運転時の最小出力は約40%低減、非搭載機種でも約25%低減させ、同社エアコン初の最小出力を実現した(9.0kW除く)。最小出力を下げることによって、設定温度を維持するための運転オン・オフの頻度が減り、温度や湿度の変化を抑えて、長時間運転でも快適さを維持しながら低消費電力量を実現する。

 また、これまで大気中に放出していたコンプレッサーから生まれる熱エネルギーをチャージ(蓄熱)して再利用する同社独自の「エネチャージシステム」(2020年開発)を搭載。

 暖房時には、霜取り運転中でも暖房が止まらない「エネチャージノンストップ暖房」で快適な温度環境を維持する。

 室外機に付いた霜を溶かすため一時的に暖房を止める必要がなく、コンプレッサーの排熱を蓄え、霜を溶かすエネルギーに活用するため、霜取り中も暖房を止めず暖かさを維持できる。

 よく暖房を利用する時間帯をAIが学習し、予熱運転することで暖房開始後すぐに温風が出る「すぐでる暖房(AIチャージ)」も搭載する。

 さらに、フィルター掃除や熱交換器の洗浄、ナノイーX内部クリーンまで、エオリアの持つ清潔機能をワンボタンで一括して行える「集中おそうじ」機能も搭載する。