2025.10.11 デロイト トーマツ、傘下3社を合併 分野横断で経営課題を解決

 デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区)は、経営コンサルティングやM&A(合併・買収)助言、リスク分析などを手がける傘下の3社を12月1日付で合併すると正式決定した。3社の専門性と蓄積されたノウハウを結集することで、クライアントとともに日本社会が直面する課題の解決に取り組む。

 傘下のデロイト トーマツ コンサルティング、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー、デロイト トーマツ リスクアドバイザリーが合併する。新会社の名称は「合同会社デロイト トーマツ」(同)となり、現グループCEOの木村研一氏が代表執行役を兼務する予定。

 統合後の人員数は約1万1000人。複雑で大規模な課題の解決に向け、業界や業種を越えた幅広いサービスが展開しやすくなる。

 今後はデロイト トーマツ グループの主要事業法人は、国家資格が求められる士業に関する法人と、それ以外の経営支援サービスを提供する新会社となる。

 また今回の決定に伴い、デロイト トーマツ グループのガバナンスと経営執行機能を担う「デロイト トーマツ合同会社」は、同月1日付で「合同会社デロイト トーマツ グループ」に名称を変更する。