2025.10.29 どんぐりの苗木植樹 里山保全活動、三菱電機東北支社が実施
里山保全活動の参加者ら
三菱電機東北支社は、福島県新地町の埓浜防災緑地で里山保全活動(除草活動)を行った。保全活動には、同社のほか、三菱電機コミュニケーション・ネットワーク製作所郡山工場(福島県郡山市)などから約50人が参加し、どんぐりから育てられた苗木の植樹を行った。
三菱電機東北支社は、東日本大震災の復興支援活動「プロジェクトD(D=どんぐり)」に参画し、津波被害を受けた埓浜防災緑地でどんぐりから育てた苗木の植樹を行った。2013年、郡山工場を中心に県内でどんぐりを採取。全国約1400人が苗木を育成し、16年に県主催の植樹祭で、三菱電機従業員と地元住民が埓浜に苗木を植樹した。その後、植樹地の維持・保全を目的に、社会貢献活動の一環として里山保全活動を継続的に実施している。
植樹から9年が経過。緑地化には約30年かかるとされており、2046年まで継続的に取り組んでいく計画だ。
里山保全活動に参加した三菱電機コミュニケーション・ネットワーク製作所郡山工場の佐野浩之副工場長は、「プロジェクトDは、東日本大震災の津波で被害を受けた岩手、宮城、福島県などの海岸防災林や緑地を、被災地で集めたどんぐりを植樹して蘇らせる復興支援活動だ」などと挨拶した。
閉会式では、三菱電機東北支社の沼野真之総務部長が「ここ埓浜での里山保全活動は、昨年に続いて6回目。どんぐりの木に実はまだなっていないが、今後も皆さんの育てたどんぐりの木が、この地に住む人たちを守る防災林として立派に育つようこれからも積極的に活動を続けていきたい」などと話した。







