2025.10.30 京セラ、通期業績予想を上方修正 日本航空電子工業との提携も発表
京セラは、2026年3月期通期の連結業績予想を上方修正する。為替レートが期初想定より円安で推移したことや米国相互関税の影響額を見直したことを考慮。売上高を前回予想から500億円増の1兆9500億円、営業利益が150億円増の700億円、税引前利益が220億円増の1170億円、純利益が245億円増の950億円に引き上げた。
26年3月期第2四半期(25年4~9月)連結決算は、売上高が前年同期比0.7%減の9913億8500万円、営業利益が同10.7%増の419億4500万円、税引前利益が同31.1%増の679億5000万円、四半期利益が同53.9%増の555億4000万円となった。利益は半導体部品有機材料事業、米国子会社の収益改善効果の約120億円、為替差損が減少したことで拡大した。
谷本秀夫社長は上期を振り返り、「期初に想定したより構造改革が順調に進んだ。約束していた通りの数字を達成できた」と述べた。
同社は、コネクターメーカーの日本航空電子工業と資本業務提携契約を締結することも発表。NECが保有する日本航空電子の株式33%を取得する。譲渡予定日は31日。両社の強みを相互補完的に活用してシナジーを創出し、グローバルで競争力あるコネクター事業への成長を図ることが狙い。日本航空電子の製品を京セラ子会社のチェコ工場で生産し、取り組みを強化する。
 




 
				
							 
				
							 
				
							 
				 
				 
				 
				 
				 
				
 

 
 
  
  
  
  
  
 
 
