2025.10.31 マイコン不要、プログラム可能なLTE部品「Digi XBee 3 Global LTE Cat 4セルラーモデム」
プログラム可能なLTE部品「Digi XBee 3 Global LTE Cat 4セルラーモデム」
電子機器にLTE通信機能を付与する部品「Digi XBee 3 Global LTE Cat 4セルラーモデム」が登場した。組み込み用プログラミング言語MicroPythonに対応し、直接カスタムスクリプトを記述可能。モノのインターネット(IoT)向け部品やサービスを手掛ける米Digi International(ディジインターナショナル)の「XBee」ブランドに属する新製品となる。
デジタルサイネージ、エネルギー/公共事業、車両管理、インダストリアルIoT、スマート農業といった用途を想定する。過酷な環境でも動作するよう、自動 2G、3Gフォールバックを備えたグローバルLTE Cat 4接続が可能な仕様となっている。
MicroPythonを使ってカスタムアプリケーションを実装すれば、「AWS IoT」や「Microsoft Azure IoT」といった大手のIoT向けクラウドサービスと連携しながら機器側でデータ処理を行える。追加のマイクロコントローラーユニット(マイコン)は不要と打ち出す。ディジは1人の開発者が5カ月で製品を開発できたという、米Irrometer Companyの事例を紹介している。クラウドと接続したセンサーを使い農家がかんがい計画を管理するための過去データとリアルタイムの見通しを提供するものだ。
米連邦通信委員会(FCC)認証、大手通信キャリアのエンドデバイス認証を取得済みで、導入企業の開発負荷が軽いとする。位置情報機能のための全球測位衛星システム(GNSS)受信機を備えるほか、近距離無線通信規格としてBluetooth Low Energyに対応。A/Dコンバーター、デジタルI/O、I2Cを生かしセンサーなどと接続可能。ディジのIoT部品を搭載した機器などの遠隔管理アプリケーション「Digi Remote Manager」、パソコンに接続した機器の管理アプリ「Digi XBee Studio」に対応。サイバー脅威からの保護機能「Digi TrustFence」も備える。
正規代理店網を通じて提供中で、購入後すぐに有効化できるSIMが付属。Digi Remote Managerのトライアルアカウントをオンラインで無償登録できる。
 





 
				
							 
				
							 
				
							 
				 
				 
				 
				 
				 
				
 

 
 
  
  
  
  
  
 
 
