2025.11.10 【電池の日特集】FDK 品質の高い日本製前面に、“もしもの備え”として備蓄提案
FDKは、乾電池の最需要期になる年末年始に向け、品質の高い日本製を前面に出した主力の「FDKアルカリ乾電池」を提案していく。FDK電池は日本の最新設備を備えた工場で生産し品質の高さと高性能が特長で、アルカリ乾電池は用途に合わせた3シリーズで展開している。玩具やリモコン、冬場に活躍する石油ストーブなど、乾電池が必要な機器の電池切れに備えた早めの準備を働きかけていく計画だ。
アルカリ乾電池は、長持ち性能と大電流特性を高めた高性能な「プレミアムS」、大電流から中電流まで幅広い機器に対応した「ハイパワー」、普段使いの機器に適した標準タイプの「ロングライフプラス」を用意。いずれも10年の長期保存に対応している。2023年には独自の「パッシベーションブロック技術」を採用し長持ち性能も高めた。プレミアムSには液漏れ補償も付けた。
FDK電池の認知拡大と電池の正しい使い方を啓発する目的でさまざまな業界とのコラボレーションも進めている。子どもから大人まで幅広い層が参加している「ミニ四駆ジャパンカップ」の公式乾電池に指定されているほか、円谷プロダクションの特撮映像の制作に製品提供もしている。
防災へもいち早く取り組み始めた。現在、防災意識の定着に向け、日本気象協会が進めている防災啓発プロジェクトに参画。「tenki.jp知る防災」の公認アルカリ乾電池になり、普段から多めに電池を備蓄し使った分だけ新しく買い足す「ローリングストック法」を提案している。FMサルースで21年4月にスタートした防災を伝えるラジオ番組「ソナエルRadio」では冠スポンサーも務めリスナーから好評だ。
年末年始に向けてはレジ周辺や通路などでの陳列を増やすことで、ついで買いを推進していくとともに、地震や寒波による停電といった災害への〝もしもの備え〟として電池の購入を訴求していく。「ピークシーズンに向けて需要を喚起していきたい」(同社)としている。








