2025.11.20 富士フイルムBI、EcoVadisで最高位「プラチナ」 国際評価で4度目 環境・倫理分野で高評価
EcoVadisで最高位「プラチナ」のロゴマーク
富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は20日、国際的なサステナビリティー評価機関であるEcoVadis社(フランス・パリ)の調査において、最高位の「プラチナ」評価を獲得したと発表した。対象となる世界185カ国以上、250業種、15万社超の企業の上位1%にのみ付与される評価で、同社の受賞は今回で4度目となる。
EcoVadis社は、「環境」「労働と人権」「倫理」「持続可能な調達」の4分野から企業の取り組みを詳細に分析し、国際的なサステナビリティー推進を支援する評価機関。今回のプラチナ認定は、全領域で高水準の取り組みが国際的に認められたことを示す。
富士フイルムBIは、特に「環境」分野で毎年90点以上(100点満点)を維持するほか、労働と人権、倫理でも80点以上を獲得するなど、継続的な改善と実行力が評価された。
環境面では、気候変動対策や資源循環の推進を重点テーマとし、トナー定着工程での消費電力低減につながる製品開発、製品の小型軽量化による資源投入量削減、循環型設計の導入など、具体的な取り組みを進めている。
労働と人権と倫理分野では、人権尊重や多様性への意識の高まりを背景に、富士フイルムグループ全体で企業行動憲章と行動規範に基づく教育を2019年度からグローバルで展開。ハラスメント防止や腐敗防止などを含めた倫理意識の浸透を図っている。
同社は引き続き、国際基準に基づく事業活動の高度化を進め、持続可能な社会の実現に貢献していく方針。









