2026.01.19 【LED照明総合特集】ホタルクス 山村修史代表取締役社長 EMSを成長に生かす、グループシナジーで事業拡大に弾み
山村社長
2025年は、27年12月で蛍光灯の製造・輸出入が禁止される照明の「2027年問題」の影響により、事業は好調に推移した。当社は蛍光ランプの製造を27年12月まで行う方針だが、市場ではLEDへのシフトは着実に進んでいる。前年と同じ量だけ蛍光ランプを生産すれば、LEDへのシフトで蛍光ランプがシュリンクする分、需給バランスは取れるかと思っていたが、予想よりも蛍光ランプの引き合いが強い。そのため、当社の業績にもプラスに働いている。
LEDへの更新需要の取り込みも狙い、G13口金の直管LEDランプのラインアップも増やしている。安全性などから器具ごと交換することはもちろん大事だが、その必要がない場合もある。LEDに交換しやすい選択肢を増やすことで、需要をさらに獲得していきたいと思っている。
製造業の人材派遣やEMS(受託製造)を手がけるウイルテックグループに入ってから2年が経過した。グループのシナジーを発揮するため、密な連携を進めている。特にEMSはグループを挙げて取り組んでいる事業領域。当社のEMS事業も前年比120~130%伸びている。
蛍光ランプを製造する滋賀工場(滋賀県甲賀市)は、蛍光ランプの製造スペースがいずれ空くため、大型品を中心にEMS事業を展開できるよう設備面の整備を進めたいと思っている。現状でも商談中の案件は数十件に上るが、蛍光ランプの製造を続けながらの対応となるため、EMSを本格化させるための設備導入にまでは至っていない。
ただ、売り上げ構成はまだ小さいが、現状でもEMS事業の伸びは大きく、新規顧客の獲得にもつながりやすい。28年以降を見据えてさらに注力していきたいと思っている。
今年は、昨年同様に市場は成長を続けるだろう。蛍光ランプの買いだめ傾向もさらに出てくるはずだ。住宅用LED照明では、シーリングファンといったQoL(生活の質)の向上につながるような製品も発売している。販売も順調だ。今年も積極的にアピールすることで拡販していく。
ウイルテックグループとして展示会に共同出展するなど、今年もグループシナジーを生かした事業展開を加速したい。










