2026.01.26 【半導体総合/エレクトロニクス商社特集】シナダイン・吉田一社長 海外の特色ある商材で事業拡大 通信、産業機器、環境技術、鉄道分野向け
吉田社長
シナダインは台湾や米国、欧州、豪州など海外半導体・光エレクトロニクス関連の特徴ある商材の拡充により事業拡大している。吉田一社長は「2025年度の世界経済は、地政学リスクの高まりや関税などにより不確実性が重荷となる一方、人工知能(AI)関連需要の拡大が下支えし底堅さを見せる。当社は通信、ヘルスケア、車両、一部を除く産機が安定する中、通信基地局増設特需、一部半導体関連の新機種の量産、予算増額による防衛産業が堅調だ」と述べる。
特徴的な商材は台湾Apex Material Technology(AMT)の静電容量式(PCAP)と抵抗膜方式タッチパネル。タッチコントローラーの開発から光学式ボンディングによる製造まで一貫して自社で行い、タッチスクリーンディスプレーやオープンフレームモニターなど最終製品をワンストップで提供。産業、医療機器や鉄道など高信頼性が必要な分野でも実績豊富だ。
またネットワーク製品の専業メーカー、米EtherWANの商材として、産業機器の安全規格IEC 61000や、交通機関向けNEMA TS2、鉄道向けEN50121-4などに準拠した製品群を提供。新たに鉄道、産業用途向けに高性能、コンパクトな100~2.5Gbps対応の「EX71900G」シリーズを用意した。
耐久性と信頼性の両面から高い評価を受ける台湾P-DUKEは欧米や日本国内で存在感を高め、シナダインが扱うDC-DCコンバーターとAC-DC電源は産業機器、鉄道用、医療機器向け各種規格を取得。国内外で採用が広がる。
台湾Inner Energy製品では鉄道やエレベーターなどのモーターが減速時に生じるエネルギーを再利用するEDLC回生エネルギーモジュールを取り扱う。フレキシブルなカスタマイズ対応を得意とするLEDモジュールメーカー、中国Luckylightの拡販にも注力する。
26年は7月の「テクノフロンティア2026」などに出展し、P-DUKE製品などを紹介予定だ。吉田社長は「26年は、次の50年を意味するネクスト50と銘打ってプラスワン活動を推進し、さらなる業績アップに努め、展示会にも積極的に出展する。直近3~4年に採用した若手営業部員が戦力化しており、彼らに続く人材を積極的に採用したい」と話す。








