2026.01.26 【半導体総合/エレクトロニクス商社特集】立花エレテック・布山尚伸社長 技術商社のリーディングカンパニー目指す、新中計では人基軸経営をさらに加速

布山社長

 立花エレテックは、長期ビジョン「技術商社のリーディングカンパニーを目指す」に向けて、2026年3月期が最終年度の中長期経営計画「NEW C.C.J2200」(21~25年度)の着地に向けた対応を推進する。来期から始動する次期中長期経営計画(新中計)を現在策定中。布山尚伸社長は「市場環境の変化に対応するためポジティブにスピード感を持って、スタートが最も重要という位置付けで新中計に入っていきたい」と力を込める。

 売り上げ計画2200億円を3期連続で達成しており、今期も達成できる見込み。そのために、顧客企業の投資計画、生産情報の変化等の情報を先取りした「先手必勝のアクション」が必要。「DX化の推進」では、AI(人工知能)の活用にも積極的に対応し、グローバルにシステムの刷新を進めていく。昨年1月にはインドに現地法人を設立して営業を開始した。中国やアジアでの人財強化のために将来を見据え、ナショナルスタッフの採用・育成を強化している。

 来年度からスタート予定の新中計は5年の期間設定で進めるが、時代の変化が激しいため3年で区切ってきっちりとレビューを行う。また、今後を見据えて、人基軸経営をさらに加速。「人が一番の財産。採用と育成のための投資も覚悟の上で進めていく」(布山社長)。採用は、新卒・キャリア・専門職の3本柱で進める。専門職は管理部門、技術部門の人財をトータル的に採用し、若手の育成にもつなげる。

 また、「GIC(グローバルイノベーションカンパニー)30」を新中計のテーマに掲げる。GIC30では、日本の顧客が海外に進出していく中で、新しいマーケットにグローバルな観点で取り組めるように、各事業がグローバルベースでアクションできる体制を構築する。昨年に営業を開始したインドは、人財を整えたため、来期に本格稼働してネットワークの拡大を図る。

 現中計で取り組んできた各種取り組みを検証し、継続の必要があるのかそうでないかの方向性も見いだす。他方、次期中計では最初から効果を検証しやすいKPI (重要業績評価指標) を設定し計画を進める。

 本社のリニューアルを実施。布山社長は「社員の仕事に対するモチベーションを高めていくことを目的に進めていく」と語った。