2026.06.11 富士フイルムBI、インドに新拠点 高付加価値印刷の検証・人材育成 「Revoria Press」で市場開拓支援

特殊紙や特殊トナーを活用した印刷物を紹介する「Revoria Experience Center」

 富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、急成長するインドの商業印刷市場に対応し、デリー首都圏ハリヤナ州ファリダバード市に、高付加価値印刷の検証・人材育成を担う新拠点「Revoria Experience Center」を10日に開設した。

 インドは、経済成長と労働人口の増加を背景に、購買力を高めた中間層の急速な拡大が進む。消費活動やビジネス活動では、価格重視から品質や付加価値を重視する傾向へとシフトしている。

 商業印刷市場でも、低コスト印刷から、デザイン性や高い印刷品質、付加価値を重視した印刷物へのニーズが高まっている。今後も高い成長が見込まれ、特に特殊紙を含む多様な用紙への対応力や、フォトブック印刷分野での高品質な加工、加飾を伴う高付加価値印刷への対応が重視されている。

 こうした市場動向に対応し、新拠点ではプロダクションプリンター「Revoria Press(レヴォリア プレス)」シリーズを活用した高付加価値印刷の検証や、オペレーター、デザイナーの人材育成を行う。インドの印刷業のビジネス拡大と生産性向上への貢献を目指す。

 Revoria Pressシリーズは、特殊トナー搭載や特殊紙への対応を通じ、高品質で付加価値の高い印刷を実現する。特殊トナーでは、モニターで見る鮮やかなRGBデータの色彩に近い広色域出力を可能にするピンクとグリーンに加え、高い光輝性を持つゴールドやシルバーを提供している。

 また、凹凸のあるエンボス紙やフィルムなどの特殊紙にも対応する。販促物やフォトブックなど、ビジュアル表現が求められる分野で高い評価を得ている。

 新拠点の名称には、グローバルで提供実績を持つ「Revoria Press」のブランド名を使用した。