2026.07.06 消費電力約44%削減 「省エネ型 恒温恒湿ユニット」発売 パナソニック環境エンジニアリング

「省エネ型 恒温恒湿ユニット」PES-MCU03SHV1

 パナソニック HVAC & CCのグループ会社で、空気・水・土・エネルギーの供給・浄化・再生事業に取り組むパナソニック環境エンジニアリングは、恒温恒湿ユニットの新ラインアップとして、約44%の消費電力削減を実現した「省エネ型 恒温恒湿ユニット」PES-MCU03SHV1を6日に発売した。

 恒温恒湿ユニットは、主に病院や企業、大学などの機関で植物培養や医薬品・食品・精密機器の試験などに利用される、温度と湿度を精密に制御する室内設置型のユニット。

 試験期間中は連続運転し、設定した温度と湿度を維持するため、一般的な空調設備と比べ消費電力が大きく、近年は電力価格の高騰などを背景に、ランニングコスト削減へのニーズが高まっている。

 新製品は、冷凍機・ヒーター・加湿器を連動制御し、負荷に応じて出力を最適化することで、設定温湿度23℃・50%(室内面積9.9㎡)の環境下で、現行モデルと比べ約44%の消費電力削減を実現した。 現行モデルは、高い運用精度を維持するため、冷凍機を一定速で常時運転し、ヒーターと加湿器で温度・湿度を調整する制御方式を採用している。

 これに対し、「省エネ型 恒温恒湿ユニット」は、冷凍機のコンプレッサーをインバーター化し、ヒーターや加湿器と連動させることで無駄な運転を抑制。

 さらに、室内機と室外機の負荷に応じ、センサーで取得した現在の温度・湿度と目標値との差に基づき、目標値に近づける自動制御方式(PID制御)を行い、運転を最適化。高い省エネ性能を実現する。

 省エネ性能向上により、連続運転した場合、年間ランニングコストは約96万円の削減(年間連続運転時間8760時間、電気料金25円/kWh)、二酸化炭素(CO₂)排出量は約16.3tの削減が見込める。

 また、ユニットサイズと外観を現行モデルと同一としているため、既存ユニットからの入れ替え時にも、施工工期短縮と導入コスト低減につながる。

 制御できる温度は15~35℃、湿度は40~85%の範囲に対応し、運用精度は温度±2℃、湿度±10%を確保する。

 医薬、バイオ、研究開発、電子・精密機器など様々な分野で求められる環境条件に対応する。