2026.08.28 MOTTERU、準固体バッテリー発売 難燃性を備え発火率を低減

準固体バッテリーを発売する

 デジタルアクセサリーやモバイルバッテリーを展開するMOTTERU(モッテル)は、安全性の高い準固体モバイルバッテリーの新製品を発表した。モバイルバッテリーの発火事故が増加していることを受けて、難燃性を備えた製品を開発。日常から仕事まで幅広く使用できる4シリーズを展開する。9月から順次発売する。

 同社の調べによると、モバイルバッテリーの発火事故の認知度は88.6%と高まっており、約4割の使用者が使用中に危険や不安を体験。価格や容量より安全性を重視している人が38.6%という結果になった。

 従来のリチウムイオン電池は高温に弱いため、近年の猛暑や異常気象などが負荷になっており、熱によるバッテリーの膨張や急激な劣化、爆発リスクが上昇している。同社はこれを受け、液体電解質の量を減らし、粘土状やゲル状の電解質を使用することで燃えにくく、温度変化に強い「準固体バッテリー」を採用。独自の粘土状に進化させ、釘を刺しても発火しない高い耐久性と安全性、難燃性を備えたモバイルバッテリーを提供する。

 新製品は、日常・ミドル容量向けに5000mAhモデルと1万mAhモデル、大容量・機能向けに2万mAhモデルとワイヤレスモデルを展開する。いずれもUSBタイプCに対応し、バッテリー残量を表示する液晶ディスプレーを搭載した。急速充電ができ、持ち運びやすいようストラップ型のタイプCケーブルも付属する。

 5000mAhモデルと1万mAhモデルは、USBタイプC PDで最大20W出力する。5000mAhモデルのサイズは72.5×55.5×19.5mmで、重さは約106gと最小量軽量クラス。カラーはアーモンドミルクやペールアイリスを展開し、市場想定価格は税込み4970円。

 1万mAhモデルのサイズは74×56×33mmで、重さは約182g。カラーは5色展開で、市場想定価格は税込み6640円。

 2万mAhモデルは、USBタイプC PDで最大45W出力する。サイズは99.5×70.4×32.7mmで、重さは約329g。出張や長期旅行、災害時向けとして提案していく。カラーはアーモンドミルクやスモーキーブラックを展開し、市場想定価格は税込み1万1080円。

 ワイヤレスモデルは5000mAhで、無線出力は最大15W、USBタイプC PDは最大20Wに対応する。サイズは103.5×70.5×7.2mmで、重さは約111gと持ち運びに適した薄型・軽量設計にした。カラーはシルバーとグレーを展開し、価格は未定。

 従来の一般的なリチウムイオン電池が約500回で寿命を迎えるのに対し、新製品に採用された準固体電池は2000回以上の充放電が可能と、従来比約4倍に延びた。これにより製品の買い替え頻度が下がり、バッテリー廃棄量の削減にも貢献する。