2022.09.28 【関西エレクトロニクス産業特集】大和無線電器 電子部品部門が継続的に伸長 炭酸水メーカーなど新分野に力
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大和無線電器は、4~9月に電子部品部門が前年同期比2桁アップで推移。家電部門でも健康関連用品や理美容関連商品が順調だった。下期に向けてEC関連やインターネット関連向けのアピールを強化。新しい取り組みや情報発信を積極的に推進する。
4~9月の実績は、家電部門で前年同期比微減となったものの、炭酸水メーカーのソーダスパークルが健康ブームに伴い健闘。ホテル関連向けの展示会などでもアピールし「来場者からの引き合いが強かった」(公文雅人会長)という。
電子部品部門では2桁成長を達成。半導体製造装置向けなどが継続的に伸長した。
同社は、SNSを活用した新たな販促にチャレンジしている。インフルエンサーなどを活用し、ソーダスパークルのおいしい飲み方などを提案する。EC向けの提案も推進している状況だ。
下期もこれまでの取り組みを継続する。11月に開催するグループ3社の商談会でも、今後の商戦に向けた商品をアピール。出展頻度が少なかった食に関連する展示会にも参加し、新規顧客の開拓に取り組むほか、海外の展示会にも足を運び、情報収集に努める。
坂本賀津也社長は「新しいことにチャレンジし、SNSを活用した情報発信も積極的に行う。新たな商品開拓や提案も行いたい」と語った。