【コネクタ総合特集】小峰無線電機　同軸のスプリングコネクタ

2020.02.04 【コネクタ総合特集】小峰無線電機　同軸のスプリングコネクタ

　小峰無線電機は、高周波同軸コネクタを主力とするコネクタメーカー。

　「同軸のスプリングコネクタ」を量産中。内部導体と外部導体がともにスプリング式のコネクタで、着脱回数保証3万回（着脱回数実力値5万回以上）の信頼性に優れた製品。着脱回数の多い用途に適している。

　同社では今後も、同軸のスプリングコネクタの製品レパートリを拡充し、用途をさらに広げていく方針。

　GPSに加え、準天頂衛星システム（QZSS）・GLONASSなどの複数の衛星測位システムの受信が可能なマルチGNSS対応小型高精度アンテナ「QZシリーズ」を開発した。小型かつ低コスト化を図りながら、測位精度数㌢㍍レベルの高精度を実現する。各種信号に対応する製品をラインアップして順次、量産を開始している。

　QZシリーズの製品ラインアップは、1周波対応品、2周波対応品、複合3周波タイプなどがそろう。最近は2周波マルチGNSSアンテナ「QZG12aQアンテナ」の販売が好調。サイズはφ93.5×42.0ミリメートル。

　ユーブロックス社の多周波受信チップF9に対応した「受信機一体型GNSSアンテナ」（2周波の一体型）を開発した。同社が開発した1周波の受信機一体型GNSSアンテナは、測位精度1ミリメートルの実験結果が得られ採用実績が増えている。QZシリーズに搭載される防水クイックコネクタ「Qシリーズ」は耐振性能や防水性に優れる。