2020.02.04 【コネクタ総合特集】サムテックジャパン 架橋配線可能な光コネクタ 28Gbpsまで揃う

 サムテックジャパンは、米SAMTEC社の日本法人。同社が重視するのは①カスタマサービスの徹底②ミニマムオーダー③カスタム製品対応。米調査会社ビショップのCSランキングで、1位を多数獲得している。

 20年度は高速バックプレーンコネクタや高速ケーブルアセンブリでの新たなプロジェクトや次世代高速通信規格5G関連ビジネスの拡大などにより、グローバル/日本法人ともに2桁増収を見込む。

 FIREFLYは架橋配線可能な光コネクタ。光ドライバーをケーブル側に搭載し、小型メカニカルロックにより取り扱い性に優れる。14/16ギガbpsに加え、28ギガbpsバージョンと20年にはひと通りの製品がそろう。

 特に、日本では5G関連での販売が順調に増加している。同コネクタの14ギガbps×4chバージョンは、マシンビジョン用I/O「コアックスプレス」の次世代光インターフェイスでの推奨コネクタの一つに選定された。

 ハイスピードケーブルは、0.635ミリピッチ小型ハイスピード基板対基板シリーズ「ACCELERATEシリーズ」(PAM 56ギガbps対応)をリリースした。極数は40-240極。「ACCELERATE RAケーブルメイト」の8ペア/16ペアケーブルも近くリリースする。コンタクトとケーブルがダイレクトアタッチする構造で、小型かつ優れた操作性により、5G関連や画像関連などでの採用を目指す。大容量高速伝送用コネクタ「NOVARAY」も用意している。

【コネクタ総合特集】目次

●高度化や将来ニーズに対応 新製品・新技術開発へ
●ヒロセ電機 免振構造の基板対基板フローティングコネクタ「FX26シリーズ」 車載向け拡販に注力
●日本航空電子工業 5G用基板対基板コネクタ拡販に力 短期間で量産立上げ
●イリソ電子工業 産機向け事業を強化 車載に次ぐ第2の柱確立へ
●河野エレクトロニクス 丸紅との協業を拡大 海外販売や新規顧客開拓推進
●ホシデン 各種製品開発進める 車載用インターフェイス信号伝送高速化対応
●本多通信工業 5Gとソサエティ5.0に照準 車載用次世代センシングカメラ用 年産1000万個へ
●ケル 0.55ミリピッチ高性能同軸ケーブル用「TSLシリーズ」 最大32Gbps伝送
●サムテックジャパン 架橋配線可能な光コネクタ 28Gbpsまで揃う
●七星科学研究所 USB2.0防水コネクタ販売 ハイスピードモード対応
●ハーティング SPE対応のコネクタ
●ポリプラスチックス LCP、PBT、PPSなど展開
●小峰無線電機 同軸のスプリングコネクタ
●日本端子 基板対電線用コネクタ