2020.02.04 【コネクタ総合特集】河野エレクトロニクス 丸紅との協業を拡大 海外販売や新規顧客開拓推進
河野エレクトロニクスは、コネクタの専門商社として72年に発足。16年に丸紅グループ入りし、成長を加速してきた。
20年度は、丸紅との協業をさらに強化し▽海外販売拡大▽新規顧客開拓▽新商材開拓に力を入れ、今後の成長をけん引する。
海外販売は19年度にスタートした中国・昆山の物流拠点をさらに強化し、華東地域の顧客開拓を推し進める。また、チャイナプラスワンで成長を続けるベトナム、タイでも丸紅ルートで新規顧客開拓を進める。両国に進出している日本の顧客へのフォローも強化する。
また、得意の半導体製造装置、ロボット、チップマウンタの産業機器に加え、建機、農機の特殊車両の顧客開拓や取引拡大に注力する。ゼネコンの電気設備市場など、丸紅ルートの市場拡大にも積極的に取り組む。新規顧客開拓は年間100件を目指す。
各営業拠点の横軸となる開発部が起点となり、従来品よりも耐油・耐熱・耐溶接スラグ性能を高めたセンサーケーブルや洗浄・絶縁に優れた特性を持つ溶剤の取り扱いを新たに開始するなど、新商材の開拓にも積極的に取り組んでいる。
商品本部(大阪府寝屋川市)では、日本モレックス、スリーエムジャパン、日本航空電子工業、ヒロセ電機、日本端子、イリソ電子工業、日本ワイドミュラー、レモジャパンのコネクタと竹内工業のノイズ対策品の常備在庫を拡充し、16時までの注文は当日発送している。
【コネクタ総合特集】目次
●高度化や将来ニーズに対応 新製品・新技術開発へ
●ヒロセ電機 免振構造の基板対基板フローティングコネクタ「FX26シリーズ」 車載向け拡販に注力
●日本航空電子工業 5G用基板対基板コネクタ拡販に力 短期間で量産立上げ
●イリソ電子工業 産機向け事業を強化 車載に次ぐ第2の柱確立へ
●河野エレクトロニクス 丸紅との協業を拡大 海外販売や新規顧客開拓推進
●ホシデン 各種製品開発進める 車載用インターフェイス信号伝送高速化対応
●本多通信工業 5Gとソサエティ5.0に照準 車載用次世代センシングカメラ用 年産1000万個へ
●ケル 0.55ミリピッチ高性能同軸ケーブル用「TSLシリーズ」 最大32Gbps伝送
●サムテックジャパン 架橋配線可能な光コネクタ 28Gbpsまで揃う
●七星科学研究所 USB2.0防水コネクタ販売 ハイスピードモード対応
●ハーティング SPE対応のコネクタ
●ポリプラスチックス LCP、PBT、PPSなど展開
●小峰無線電機 同軸のスプリングコネクタ
●日本端子 基板対電線用コネクタ