2025.02.13 東京科学大が高感度量子センサー開発 異種基板上のヘテロエピ成長技術活用

 東京科学大学工学院電気電子系の波多野睦子教授、岩崎孝之教授らの研究グループは、異種基板上のヘテロエピ成長技術により、量子センサーに適した(111)結晶方位とコヒーレント時間を備える「量子品質」の直径10ミリメートル以上のダイヤモンド結晶による高感度量子センサーの開発に成功した。

 ダイヤモンドは量子材料として高いポテンシャルを持つ。研究グループは、ダイヤモンドの結晶内で、本来炭素(C)のある所に窒素(N)が、その隣に空孔(V)...  (つづく)