2025.04.16 情報技術と生成AI融合 AGI時代に備える JISAがアクションプラン 

 生成AI(人工知能)の社会実装が加速する中、わが国の情報サービス産業の担い手である情報サービス産業協会(JISA)は15日、「生成AI技術の社会的活用にかかる提言 アクションプラン」を発表した。会見で福永哲弥会長は「生成AIの活用をJISAが促進し、企業のデジタル競争力を高め、日本の社会・産業に活力を与えるとともに、来るべきAGI(汎用〈はんよう〉人工知能)時代に備える」と強調した。アクションプランでは、これまで培った情報技術のノウハウに生成AIを融合させ、「価値創造エンジニアへの転換」を目指す。

 JISAは昨年6月、新たに「政策提言委員会」を設置し、生成AI技術がもたらすさまざまな社会変革、その実装・活用による国際競争力強化の可能性、そのために国や情報サービス産業が取るべき施策などについて検討を開始。同年10月31日に、経済産業省をはじめ関係機関との意見交換を踏まえ、「生成AI技術の社会的活用にかかる提言」を発表していた。

 JISAは、この提言を踏まえ、生成AI技術の社会的実装・応用の担い手として、日本の情報サービス産業が目指す具...  (つづく)