2025.05.12 タムラ製作所、3月期連結は増収増益

 タムラ製作所の2025年3月期連結決算は、データセンター(DC)向け大型トランス・リアクターの販売拡大や電子化学事業の堅調などにより、増収増益となった。

 セグメント別売上高は、電子部品関連事業は、産業機械向けトランス・リアクターは低調だったが、エアコン用リアクターは緩やかな回復基調が続き、さらに、大型トランス・リアクターが米国DC用PDU(電源分配ユニット)・UPS向けを中心に増加したことで前期比5.8%増。

 電子化学実装関連事業は、実装装置事業は低調だったが電子化学事業が車載用ソルダーペーストやスマートフォン向けフレキシブル基板用ソルダーレジストが堅調に推移し同10.7%増。情報機器関連事業は、放送業界の設備投資低迷などにより同5.0%減。

 今期連結業績は減収減益を見込む。