2025.09.30 【電波新聞75周年特集】有力店に聞く 今後の電器店 エルワンミネタ 山形県山辺町 峯田季志会長
峯田 会長
DXで頼りにされる店を目指す
55年前ぐらいから新聞を読んでいる。当時は、記事から商売につなげるようにし、成功事例などから多くを学ばせていただいた。流通のページも多く掲載され、いいなと思った店には研修に行ったりもしていた。
昔は、各県にメーカーの販売会社があり、非常に活気があって物も売れ、メーカーの敷いた路線を行くだけで、成長していけた良き時代だった。
私は家業を継いで以来、クレジットとエアコンの二つについてはどこにも負けないように取り組んできた。40年前からはキッチン、バス、給湯器、また、二十数年前からはセミ電化、太陽光発電の販売に、他店よりいち早く取り組み、実績につないできた。
今年8月の決算では6億5000万円を売り上げた。そのうちリフォームだけで売り上げの30%を占めている。毎年同じ割合で推移し、リピート客も多くなっている。
介護事業にも取り組んでおり、リフォームと合わせると売り上げの40%を占め、そのほかが家電品の売り上げとなっている。
今年創業78年を迎えた。地域での存在感も増し、毎年増客につながっている。販売促進管理などのデジタル化を推進しており、今後は財務、経理など幅広くDX(デジタルトランスフォーメーション)化を促進し、地域の皆さまにより頼りにされる店を目指す。どんな時代でも前向きに、希望をもっていくと展望が開けてくる。