2025.10.03 関西広域連合、ドローンの災害利用で協定締結
関西広域連合らによる1月の対策訓練では、TOAのスピーカー搭載ドローンを使って拡声テストした
関西広域連合とドローンの普及団体である日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は「災害時におけるドローンによる支援活動に関する協定書」に調印した。1日付の締結。
関西広域連合は2府6県4政令指定都市で構成される。同連合には鳥取県、徳島県が含まれ、4政令都市は京都、大阪、堺、神戸の各市。現在の広域連合長は滋賀県の三日月大造知事。
今回の協定は15項目で構成。関西広域連合と所属自治体で災害が発生もしくは災害発生の恐れがある場合、双方が連携して災害対応を円滑に実施するものだ。
具体的にはドローンによる調査や情報収集、物資の運搬、さらには操縦者の派遣、機体の提供、許認可などの手続きなどが含まれる。各機関とのドローンの調整や映像データの提供、災害対策本部内での他機関との航空運用調整に関する支援なども行う。効力は1日から。
関西広域連合はドローンを使った災害対策訓練に積極的。今年1月には「神戸市帰宅困難者対策訓練」を主催し、TOAのスピーカー搭載ドローンを活用して音声による屋外拡声の状況などをテストしている。