2025.11.14 パナソニックHD、ESG投資評価で「AAA」獲得
パナソニックホールディングス(HD)は、世界的なESG(環境・社会・企業統治)投資評価指標「MSCI ESGレーティング」で、10月末時点で最上位評価の「AAA」を獲得した。これまでの「AA」評価から格上げされた。
同社は、長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」のもと、2030年までに自社事業に伴う二酸化炭素(CO₂)排出量の実質ゼロ化、2050年までに世界の排出総量の約1%に相当する削減貢献インパクトの創出を目指している。
また、サーキュラーエコノミーの推進や、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に基づく情報開示、自社を含めたサプライチェーンでの人権尊重の取り組み、人的資本経営の推進、コーポレートガバナンスの強化など、環境・社会・ガバナンスの各分野で継続的な改善を図っている。こうした取り組みが評価され、最上位の評価につながった。
MSCI ESGレーティングは、企業が属する業界固有のESGリスクや機会に対する対応力を、同業他社との相対評価に基づき、AAA(最上位)からCCC(最下位)までの7段階で格付けする。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)をはじめとする機関投資家が採用するESG指数の構成銘柄の選定にも活用されている。







