2019.11.20 【ルームエアコン特集】日立ジョンソンコントロールズ空調 「白くまくん」プレミアムXシリーズ

「白くまくん」プレミアムXシリーズ

室外機の熱交換器を自動で洗浄

 日立ジョンソンコントロールズ空調は、室外機の熱交換器を自動で掃除する業界初の機能を備えた「白くまくん」プレミアムXシリーズで清潔性を訴求していく。

 Xシリーズは、運転停止後にファンを逆回転することで大きなほこりを剝がす「室外熱交換器自動お掃除」機能を搭載。さらに定期的に室外機の熱交換器を凍らせ、蓄えた霜を一気に溶かして小さな汚れを洗い流す「凍結洗浄」も行う。

 室外機はファンの逆回転と正回転を行って背面と正面における壁までの距離を推定して自動掃除の頻度を決めている。ベランダといった囲まれた空間だと、開けた場所に比べて約3倍汚れが付着するとしており、設置環境によって自動掃除の頻度を変え、省エネにもつなげる狙いだ。

 ファン逆回転は、運転停止後毎回行う。凍結洗浄は2カ月に1回程度。凍結洗浄に要する時間は5-20分程度で1回10円程度の電気代がかかる。

 従来、室内機には熱交換器を凍らせて洗浄する凍結洗浄に加え、ファンの汚れを落とす「ファンロボ」機能を備えている。室内外機における自動掃除機能を使うと、7年相当運転時で約7%の電気代をカットできるという。

 また室内機のクリーン機能を進化させており、24時間365日エアコン内部を見張る「カビバスター」を搭載。内部を常にモニタリングするとともに、「くらしカメラAI」が部屋の種類など設置環境も識別。

 カビの繁殖を抑制するためにファンを逆回転させてプラズマイオンを充満させるほか、湿度30%以下、温度40度以上の短時間でカビが死滅する領域で約20分間加熱する。エアコンが停止中であっても状況をモニタリングしているため、冬場でも加熱を行う。Wi-Fiも搭載。専用アプリケーションも一新して、使い勝手を高めていく計画だ。

【ルームエアコン特集】目次

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●日立ジョンソンコントロールズ空調 「白くまくん」プレミアムXシリーズ
コロナ Wシリーズ