2022.05.12 【e-messe kanazawa特集】北陸情報通信協議会を開催北陸総通局・蒲生局長「インフラ整備推進」
令和4年度定期総会
北陸総合通信局、北陸経済連合会、北陸情報通信協議会は4月28日、金沢東急ホテルで、北陸情報通信協議会令和4年度定期総会ならびに特別講演会を同時開催した。
総会に先立ち、北陸総合通信局の蒲生孝局長は「新型コロナウイルス感染症への対策が続く中、デジタル技術の社会実装やローカル5G、ICT人材の育成、サイバーセキュリティーの普及、啓発など、貴協議会の活動に深く感謝を申し上げる。デジタル田園都市実現に向け、総務省では光ファイバー、5G、日本海での海底ケーブル整備促進など、インフラ整備対策を推進する」とあいさつした。
また、北陸経済連合会の金井豊会長は「今後は、オンライン、オフラインを巧みに組み合わせて、新型コロナ感染拡大と経済活動のバランスを取ることが重要だ。北陸の産学官が結集する当協議会では、デジタルの力で北陸社会を変革し、地域発のリノベーションの実現を目指す。サイバーセキュリティーへの懸念が高まる中、意識の向上や、演習にも取り組んでいく」と述べた。
第1号議案では、令和3年度事業報告として、各種セミナーなどの開催報告、決算報告が承認された。
第2号議案では、令和4年度事業計画案として情報通信月間行事推進のほか、ICT安心安全部会ほか3部会の活動、北陸サイバーセキュリティ連絡会の行事計画を報告。イノベーション部会ではIoT、AIを活用し、交通や物流、観光、医療など異業種の分野間連携を深め北陸地方の課題解決の推進を目指す。
第3号議案役員案では、金井会長が再任された。
講演会は、小松製作所執行役員スマートコンストラクション推進本部長兼EARTHBRAIN会長を務める四家千佳史(しけ・ちかし)氏が「次世代スマートコンストラクションが創る未来」として登壇。コマツ建設現場の労働力不足など、建設DXを活用した課題解決への取り組みを紹介した。