2025.08.01 【インダクター特集】東京ウエルズ テーピング機など豊富な品ぞろえ
高速テーピング機TWA-6615シリーズ
東京ウエルズは、LCRなどの受動電子部品、ダイオード(Di)、LEDといったディスクリート品の後工程設備をけん引するメーカー。搬送・制御・回路・計測・画像をコア技術に据え、電子部品の極微小化、高信頼性・高品質化という市場の要求に応え、製品の進化を続ける。
インダクター用として、テーピング機や端子電極塗布機、測定分類機、外観検査機と豊富なラインアップをそろえ、業界における確固たるシェアを築く。
高速テーピング機「TWA-6615シリーズ」は積層・薄膜・ビーズ・巻線など、あらゆるインダクターに対応。「TWA-6616シリーズ」はパワーインダクターの領域を担う。
0201ミリメートルサイズの極小チップから、6ミリメートルを超える大型SMD商品まで、その適応範囲は幅広い。高周波特性検査にも注力し、テストフィクスチャーなど要素技術開発にも一切の妥協を許さない。チップ抵抗やMLCC用を含め、テーピング機の累計出荷数は1万台超。まさに業界の標準機として、世界各地でその性能をいかんなく発揮する。
新たに登場した「TWA-MMTHシリーズ」は、多様なモジュールを自在に組み合わせることで、カスタム対応の新境地を開く。従来のPF供給にとどまらず、ウエハー、チューブ(スティック)、パレット(トレー)供給にも対応。測定部、カメラ検査部、製品排出部などもモジュール化し、柔軟な装置レイアウトを可能にする。
近年、インダクター、コンデンサー、Diなどの良否を瞬時に判別する外観検査装置を大幅に強化し、その存在感を増す。主力機種「TWA-4100」シリーズは、検査アルゴリズムにAI(人工知能)を搭載。これにより、検査精度は飛躍的に向上し、新たな次元へと突入した。
東京ウエルズは、顧客の要望に柔軟に応え続ける。既存の電子部品・デバイスにとどまらず、固体電池といった次世代製品にも適応範囲を拡大。未来の電子部品製造を、確かな技術で支え続ける。