2025.10.03 ケーブルフェスタ2025、名古屋で開幕 東海地方の関係者一堂に
柱上型ミニサブセンターやリチウムイオンUPSのセット(シンクレイヤ)
「ケーブルフェスタ2025」(主催=日本ケーブルテレビ連盟東海支部)が3日、名古屋ガーデンパレス(名古屋市中区)で開幕した。4、5日には、第2会場のオアシス21で消費者向けの大型イベントも開かれる。
今年は「届けよう地域の想い 広げよう地域の魅力」をテーマに開催。東海のケーブルテレビ局関係者が集まり、見本市やセミナー、若手の意見交換会を通じて、アライアンスパートナーの発掘や販路拡大につなげた。
見本市では、シンクレイヤの「柱上型ミニサブセンター×リチウムイオンUPS」が注目された。屋外の柱の上に設置でき、屋内に設置するケースに比べて省スペース、省施工を実現するものだ。空調も不要となる。
ミハル通信は「ELL Lite」をデモ展示。DanteやMADIなどの音声専用インターフェースを搭載し、最大64chの非圧縮伝送(ビットパーフェクト)が行える。映像伝送ではHDMIやSDIなどのインターフェースを備え、極超低遅延での伝送も実現する。
今回は、新たに中継システムとしての活用提案も行った。双方向機能により、編集後の映像の折り返しが可能となり、編集作業を効率化する。既存インカムシステムと組み合わせれば、中継先とスタジオ間でのインカム音声のやりとりもリアルタイムで可能となり、中継車を使わずに低コストで中継を行える。