2025.10.27 IPのサブスクにエッジAI用を追加 英Arm
半導体設計IP(Intellectual Property)を提供する英Armは、同社のサブスクリプション型サービス「Arm Flexible Access」に、エッジAI(人工知能)向けの新プラットフォームを追加すると発表した。これにより、同社のArmv9アーキテクチャーを採用したエッジ向けのCPU(中央演算処理装置)などがArm Flexible Access上で利用可能になる。
今回追加されるのは、同社が2月に発表した「Armv9エッジAIプラットフォーム」。「Arm Cortex-A320 CPU」と「Arm Ethos-U85 NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」からなり、オンデバイスで10パラメーター以上のAIモデルを実行できる。Cortex-A320は11月に、Ethos-U85は来年初頭に提供開始予定。
Arm Flexible Accessは同社のツールや技術の先行アクセスをパートナーに提供するサービス。IPをライセンスとして購入する前に試すことができ、ライセンス料は実際に使用するIPにのみ発生する。今回の発表は、スタートアップやOEMがエッジデバイスを短期間で開発できるようにすることのが狙い。






