2025.12.01 BIPROGY、カタリナジャパンを405億円で買収 リテール領域強化へ完全子会社化
BIPROGYは11月28日、実購買データを基盤にマーケティング事業を展開するカタリナマーケティングジャパン(東京都港区、CMJ)を完全子会社化すると発表した。同社の発行済株式100%を持つYosemite1の全株式を取得する。買収額は約405億円で、株式譲渡実行日は2026年1月6日を予定している。
BIPROGYは、ICTを核とした事業展開に加え、多様なパートナーとのエコシステム構築により、社会的価値創出を推進するグループへの変革を掲げている。中でもリテール領域は成長戦略の柱と位置付けており、2030年度に企業価値1兆円の達成を目指す重点分野として事業強化を進める。
買収するCMJは、食品スーパーやドラッグストアなどを中心に、国内最大級のリテールメディアネットワークを構築。生活者、小売、メーカーがデータでつながる業界横断型マーケティング支援サービスを展開している。
BIPROGYは子会社化により、全国規模の購買データを活用したソリューション開発が可能になるとしている。需要予測や販促最適化、発注計画の自動化など、CMJのサービスと自社の技術を融合することで、流通業界の課題解決につながる新サービス創出を加速させたい考え。






